愛知県名古屋市中区で行われた【名古屋まつり2008】山車揃を、画像を交えて紹介しています。

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名古屋まつり 2008 山車揃(だしぞろえ)

名古屋まつりの2日目【郷土英傑行列】に先駆けて行われる、山車揃(だしぞろえ)は見応えがあります。 市内中心部に近い山車9車が、名古屋まつりのために勢揃い。11時前頃から市役所前に次々と並んでいきます。今年は、以下の順番で曳かれました。 セレモニーが終わると、先の4車は、栄の交差点で行うからくり演技のために早々に移動。残りの5車は、市役所前でからくりの演技をします。 栄の交差点では、それぞれの角に山車の正面を向けて演技をするため、方向転換が必要になります。 その方向転換の妙技が、山車それぞれに味があり見ものです。 余談ですが、4〜5トンはあろうかという山車の前輪部分を持ち上げるように、山車を回して方向転換をした後、前輪を下ろす際に、勢い余って車輪が壊れてしまったこともあるそうです。 背の高い主人が楫方(かじかた)をした時は、祭りの後は必ず、肩に大きな青あざが出来ていました。 楫方(かじかた)衆は、人知れず肩に名誉の勲章(笑)を作りながら、祭りを盛り上げています。 愛知の山車は数も多く、からくり人形も数体あり、見事なものが多いのが特徴です。是非、一度ご覧になって下さい。
 二福神車(にふくじんしゃ)
二福神車(にふくじんしゃ)
  • 文政年間(1818〜1830)
  • 中村区名駅五丁目(旧称 花車町2丁目)/下花車二福神車保存会
  • 文化財指定/1973年市有形文化財
  • 恵比寿、大黒、采振り(さいふり)
  • からくりは、恵比寿(えびす)が鯛を釣り、大黒(だいこく)が打出の小槌を振ると福袋が割れて宝船が飛び出し、二福神が喜んで踊ります。
 紅葉狩車(もみじがりしゃ)
紅葉狩車(もみじがりしゃ)
  • 文政年間(1818〜1830)
  • 中村区名駅五丁目(旧称 花車町1丁目 小鳥町南部)/紅葉狩車保存会
  • 文化財指定/1973年市有形文化財
  • 先提灯に徳川家の葵の許し紋を印した、唯一の山車
  • 平維茂(これもち)、更科姫(鬼女)、従者(サンピン)、采振り(さいふり)
  • からくりは、能の「紅葉狩」の所作を写したものです。
 唐子車(からこしゃ)
唐子車(からこしゃ)
  • 文政年間(1818〜1830)
  • 中村区名駅南一丁目8-5(旧称 内屋敷町)/唐子会
  • 文化財指定/1973年市有形文化財
  • 大将、中唐子、小唐子、采振り(さいふり)
  • からくりは、中唐子が蓮台を回すと台がせり上がり、小唐子が梅の木に移って逆立ちし、梅の木に吊られた太鼓を叩きます。
 福禄寿車(ふくろくじゅしゃ)
福禄寿車(ふくろくじゅしゃ)
  • 延宝4年(1676)
  • 中区栄三丁目35-30(旧称 末広町)/若宮八幡社
  • 文化財指定/1973年市有形文化財
  • 福禄寿、中唐子、小唐子、幣振り(へいふり)
  • からくりは、1人の唐子が団扇太鼓を打ち、もう1人が蓮台に手をついて逆立ち、頭をふりながら右の手で摺鉦(すりがね)を鳴らします。
 神皇車(じんこうしゃ)
神皇車(じんこうしゃ)
  • 文政7年(1824)
  • 東区筒井一丁目12-36(旧称 筒井町1・2・3丁目)/神皇車保存会
  • 文化財指定/1973年市有形文化財
  • 神功皇后(じんぐうこうごう)、武内宿禰(たけのうちのすくね)、面かぶり巫女(みこ)、采振り(さいふり)
  • からくりは、神功皇后が三韓の戦におもむかれる時、海上に龍神が現れて金玉を海上に投げ、波が静まったという故事に基づいた内容で、 舞を踊った巫女が、鬼面をかぶり、龍神に変身します。
 湯取車(ゆとりぐるま)
湯取車(ゆとりぐるま)
  • 万治元年(1658)
  • 東区筒井町4丁目(旧称  筒井町4丁目 車道町4丁目)/湯取車保存会
  • 文化財指定/1973年市有形文化財
  • 安倍清明(あべのせいめい)、巫女、太鼓打ち、笛吹き(鼻こすり)
  • からくりは、巫女が湯取り神事を行う様です。 湯立(ゆたて)を行う巫女が両手に持った笹で釜の中をかきまわすと、湯気が吹きだすように「湯の花」と呼ばれる紙吹雪が舞います。
 河水車(かすいしゃ)
河水車(かすいしゃ)
  • 延宝2年(1674)
  • 東区出来町三丁目19-21(旧称 中之切)/中の切奉賛会
  • 文化財指定/1973年市有形文化財
  • 大将、獅子の唐子、中人形の唐子、麾振り(ざいふり)
  • からくりは、この町に200年以上前から伝わるもので、能楽の「石橋」が由来。 天下泰平のおめでたと瑞兆を現す勇壮壮麗な獅子舞です。 獅子頭をつけた唐子が首を上下に激しく振りながら踊り、中人形の唐子が左右に走り動いて松の木に吊った太鼓を打ちます。
 鹿子神車(かしかじんしゃ)
鹿子神車(かしかじんしゃ)
  • 延宝2年(1674)頃
  • 東区新出来一丁目5-1(旧称 西之切)/西之切奉賛会
  • 文化財指定/1973年市有形文化財
  • 大将、中唐子(お梅さん)、小唐子、麾振り(ざいふり)
  • からくりは、小唐子が蓮台の上で逆立ちをし、音松と呼ばれる人形が支える小太鼓を打ち鳴らします。 その面白さにお梅さんと呼ばれる中唐子が、団扇太鼓を乱打しながら左右へ飛び走ります。この2体の出来栄えを見て、大将が軍配を高らかに振ります。
 王羲之車(おうぎししゃ)
王羲之車(おうぎししゃ)
  • 昭和(1948〜1952)
  • 東区古出来一丁目1-6/お祭囃子保存会
  • 祭囃子文化財指定/1974年市無形文化財
  • 王羲之、親木偶(おやでく)、子木偶(こでく)、麾振り(ざいふり)
  • からくりは、獅子頭をつけた子木偶が、軍配団扇を持った親木偶の右肩に左の手をかけ、逆立ちしをして獅子を舞います。 からくりに奏される人形囃子は、古出来町独特のもので、他にあまり例を見ないものです。
   参考: 名古屋市ホームページ、名古屋まつり総合案内ガイドブック

   
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